建設

発注者から建設会社の数をもっと減らしたいと露骨に言われることがある

倒産件数だけでは見えない建設不況の深刻さ 昨今は建設会社を積極的に支援しようとする企業などはあまり見かけない 「発注者から建設会社の数をもっと減らしたいと露骨に言われることがある」(東北地方のある建設会社の経営者) 受注者も発注者も納得できる…

経営環境悪化のしわ寄せが、規模の小さい工事業者に来ている

建設工事単価が下落、前年比1割前後 鋼材高で費用圧縮 鉄筋加工やコンクリート基礎工事といった建設工事の単価が一転して下落している。 ゼネコン(総合建設会社)から専門工事業者への発注の大半がここにきて1年前に比べ1割前後安くなった。 建設工事の減少で…

銀行は建設業向け債権については損失引き当てを全額つんでいる

貸し渋り実態把握/融資の厳しさ浮き彫り/全中建 3年先までの受注計画書提出が融資条件になっている これまで認められていた手形の書き換えが認められず、いったん返済しなければならなくなった 「金融機関は赤字であっても受注さえすればそれを理由に融資す…

生コン1割値上げ

生コン1割値上げ 東京地区協組ゼネコン向け セメント・骨材上昇で 東京地区生コンクリート協同組合(東京・中央)は4日、ゼネコン(総合建設会社)向け出荷価格を12月受注分から1立方メートル当たり1500円(1割)引き上げると発表した。 原料のセメントや骨材など…

公共事業予算の5%削減

公共事業予算の5%削減、業界に強い危機感/団体トップが相次ぎ遺憾の意 「到底承服できない。政府は一体何を考えているのか」 「長く建設業を経営し、地域貢献してきた優良企業が倒産している憂慮すべき事態」 「地方の建設業界は瀬戸際にあり、予算削減に…

ゼネコンも共崩れ

第9回 マンション業界 外資系不動産ファンドからの資金パイプは閉じられ 銀行も不動産向け融資を一気に絞っている 建築費高騰が追い打ちをかけ 不良生コンの強度不足問題も顕在化 マンション業者が一気に倒れるのは9月とされる。 その場合、公共事業の仕事が…

無理なものは無理とし、できないことはできない

工期しわ寄せ改善へ認識/企業の法令順守に“指針"/空調4団体 4団体がスクラムを組んで関係団体にも協力してもらい より働きやすい やりがいのある職場やしっかり賃金が支払われ 適正な利益を生み出すことができるように 個々の企業の法令順守に結びつけるとと…

かつてないほど仕事がない

現場で考える 16年ぶりの西成暴動 「かつてないほど仕事がない」 西成労働福祉センターは「求人件数の伸びが鈍かった。建築基準法の改正で建築確認審査が厳しくなり、新規着工が大幅に減ったのが原因」 今年4〜6月は昨年に比べあっせん件数が12%減少し、7月…

「無理」を強いる方策で解決しようする

建築学会/建築物の不具合発生要因で報告書/「無理」通る体質の改善を 建築物に不具合を発生させる要因として プロジェクトにかかわる関係者の情報連携不足 多くの関係者がプロジェクトにかかわることによる責任のあいまいさと情報連携の「ほころび」 建築…

国内需要の落ち込みは続く

清水鋼鉄苫小牧、ロシアへ年内にも輸出 国内需要減の補い狙う 年内にもロシアへ鋼材を輸出する 国内の鋼材需要の落ち込みを補う すでにロシアの工業標準規格の認証取得に向けた準備を進め、年間約一万トンの輸出を目指す 二〇〇〇年からベトナムや韓国、台湾…

銀行として越えられない一線が大変早く我々の前に来てしまった

財政再建より減税を 金沢経済同友会が夏季セミナー 安宅副代表幹事が講演 日本経済の現状を「有事である」 「日本買い」の動きがストップし、十兆円規模の海外所得移転が進んでいる 「世界のマーケットは財政赤字だと国債を売る。ところが、日本は今、国債が…

それぞれ300〜200社の「協力会社(ファミリー)」と呼ばれる下請けを抱える

官製談合:道内「大手」指名停止で 下請け戦々恐々 公共工事の年間発注の7割が10月ごろまでに終わるとされ、大手が今後受注できる見込みは絶望的。 「道内は積雪期があるため、実際に工事ができるのは4月から10月までに限られる。今仕事がなければ、倒産する…

追加融資などがあり得る状況ではない

ささやかれるマンション価格「9月暴落」説 いまのマンション業者の破たんは、銀行の「貸し渋り」が原因とされる 建設・不動産業者への追加融資などがあり得る状況ではない

得意先2社の倒産で不良債権が発生するなどした

成和産業:再生法適用を申請 負債額11億8300万円--青森 建築材料卸会社「成和産業」(中村敏社長)が22日、青森地裁へ民事再生法の適用を申請し、24日に保全命令と監督命令が出た。 大手ゼネコンなどに営業基盤を築いたが、建設需要の低迷で売り上げが落ち込み…

回収の遅れや回収不能になる債権が増加していた

三平建設株式会社 _ 大型倒産速報 _ 帝国データバンク[TDB] 2001年10月には東海建設(株)(負債243億円、東京都、破産)に10億円弱の不良債権が発生。 過剰債務のゼネコンとして信用不安は根強く、2003年11月に「抜本再建計画」を策定。 陣容をほぼ半減する人員…

事務所・病院等が増加するものの、工場・倉庫等が横ばい、住宅・店舗・学校等が減少する

2015年国内建設投資は45兆円を下回り、新設住宅着工数は90万戸前後に縮小 〜 2015年までの建設・不動産業の国内市場規模を予測 〜 国内総生産の約2割を占める建設・不動産業 2015年度の国内建設投資を推計した結果、45兆円を下回る水準にまで縮小すると予測…

技術と価格を両立させる総合評価方式が望ましい

国交省/地方建設業の倒産対策を検討へ/経営健全化へ条件整備 2月には山梨県の長田組土木 5月には高知県の四国開発 6月には富山県の林建設工業 7月に入ってからも石川県の真柄建設 愛媛県の堀田建設 北海道の北野組が経営に行き詰まり、民事再生法や自己破産…

地方銀行からは、地元地域全体の融資傾向や絞り込みの要因などを聞く

地銀交え緊急ヒアリング/老舗地場ゼネコン苦境で小澤建流審 国土交通省の小澤敬市建設流通政策審議官は23日、地方の老舗地場建設会社の破たんが続いている状況を受け、「都道府県建設業協会幹部企業と地方銀行を集めて現状を聞きたい」と語り 県建設業協会の…

07年6月以来受注の減少傾向が続いている

北海道建設業信用保証、東日本建設業保証、西日本建設業保証は23日、2008年度第1回(4-6月)の建設業景況調査をまとめた。 銀行など金融機関の貸出傾向も「厳しい」の回答が2002年3月以来、約9年ぶりに24%に達した。昨年同期比では3ポイント増えた。 受注が「…

真柄建設取引先で初の連鎖

トキノリ建材が破たん 真柄建設取引先で初の連鎖 真柄建設に対する約一千九百万 円の債権が回収不能になったことなどで資金計画に狂いが生じ、事業の継続が困難になったとみられる。 東京商工リサーチによると、関連会社以外の経営破たんが表面化したのは、…

「ゼロ金利融資を」

真柄建設:経営破綻 「ゼロ金利融資を」県商工団体など知事に要望書 /石川 県商工団体連合会と県労働組合総連合が16日、谷本正憲知事あてに、ゼロ金利の融資など中小企業へ独自の支援を求める要望書を提出した。 真柄建設の下請け業者に対し、ゼロ金利の融…

下請けや孫請けが資材価格の値上げ分を負担させられ

企業倒産:6月は前年比2件増 負債7億8800万円 /群馬 建設では下請けや孫請けが資材価格の値上げ分を負担させられ、事業停止に追い込まれるケースも目立つ

金融機関は受注を担保にした融資もしないほど、建設業への融資を絞り込んでいる

地方の苦境,一層深刻/老舗建設業の破たん連鎖 県建設業協会の会長など幹部で老舗と言われる地方建設業の破たんは、ことし2月だけでも宮崎県建協会長会社や宮城県建協副会長会社(いずれも当時)のほか、元愛媛県建協会長会社や山梨県と三重県の地場トップラン…

大手5社とて例外ではない?

倒産不況 スーパーゼネコン4大危機 倒産ラッシュに襲われている建設業界。 スーパーゼネコンと呼ばれる大手5社とて例外ではない。 06年と07年の決算を比較すると、5社合計の売上高は約1.5%減だが、本業の儲けを示す営業利益は32%もの激減。 ゼネコンは利益が…

県内への影響は「林建設工業ほど大きくない」

北陸銀 緊急融資を開始 6月に「林建設工業」(富山市)が民事再生手続きの開始を申し立てたのに続き、北陸唯一の東証1部上場のゼネコン「真柄建設」(金沢市)が今月5日、大阪地裁に手続き開始を申し立てた。 北陸銀行(富山市)は9日、両社と取引がある業者が対象…

若い人材の確保が難しくなっている

国交省、文科省/人材確保・育成モデル事業/栃木と群馬の県立工業高校で実施 工業高校や農業高校に通う生徒が卒業後の就職先に建設産業を選択しないケースが増加 地域の建設業界では産業の将来を担う若い人材の確保が難しくなっている 行政と建設業界が連携…

844億円の売上高の会社を5億円の不良債権発生で潰した

真柄建設(株)民事再生開始申立 真柄建設株式会社 民事再生法の適用を申請 上場ゼネコンの倒産は2007年9月の(株)みらい建設グループに次いで20社目となった。 東証・大証1部、真柄建設(株)〜民事再生手続開始申立 真柄建設(株)破綻!北國・北陸銀行によるイン…

民間工事も価格協議を

民間工事も価格協議を BCSの調査によると契約済み工事について民間発注者に価格見直しを要請した案件のうち、半分は「認めない」との回答が出ている。 民間事業主への要望としては 資材価格上昇は契約締結時に予測できなかった 契約法では「事情変更の原則」…

鉄鋼製品の高騰が続く中

住宅設計施工の山光が杉無垢材使った「新大スパン工法」開発 住宅設計施工の山光(矢板市土屋、東泉清寿社長)は、途中で梁を支える柱を設置することなく、従来の木造建築の二倍以上という奥行き(張間方向)二十メートルを実現する木造金物工法「新大スパン工法…

砂のように崩れて塊で切り取れない

鈴鹿市教委:鈴西小の特別教室棟を閉鎖 コンクリの強度不足 /三重 鈴鹿市教育委員会は3日、同市深溝町の鈴西小学校の特別教室棟(鉄筋平屋建て)のコンクリート強度が不足しているのが分かったため今月1日に同建物を閉鎖したと発表した。 今後、建物全体の強度…