844億円の売上高の会社を5億円の不良債権発生で潰した

真柄建設(株)民事再生開始申立

真柄建設株式会社 民事再生法の適用を申請

  1. 上場ゼネコンの倒産は2007年9月の(株)みらい建設グループに次いで20社目となった。

東証・大証1部、真柄建設(株)〜民事再生手続開始申立

真柄建設(株)破綻!北國・北陸銀行によるインサイダー破綻か

  1. 両行は、真柄建設に人を送り込み、再建させると見せかけて、844億円(08/3)の売上高の会社を5億円の不良債権発生で、割当増資引き受け(40億円)の前倒しや貸付もせず潰したのである。
  2. 同社は愛松建設(6月末負債総額154億円で破綻)への不良債権発生で、目先の資金70億円が不足するとしているが、有価証券報告書の主要資産の明細(受取手形・完成工事未収入金)には愛松建設についての表記はない。その後に債権が発生しているとしたら、大きな額ではなかろう。※愛松に対しての不良債権は5億35百万円(内容不明)と判明。

「連鎖倒産防げ」県が協議

  1. 谷本知事は会議後、「まさか、社長交代後1週間たつかたたないかのうちに民事再生手続きを申請するなど、夢にも思わなかった。情報収集を進め、適切な対応をしていきたい」

真柄建設が大阪地裁に民事再生手続開始を申請、東証は上場廃止決定

  1. 真柄建設によると、民事再生手続き開始後も北国銀行からの支援が見込めるため、自主再建も可能であるとしている。

真柄建設:民事再生手続き、地裁に申し立て

  1. 同社は1907年創業。
  2. 昨年12月、大阪支店が手がけた建築工事などで、完成工事の原価を別の未完成工事に付け替えて利益をかさ上げするなど不正な会計処理が判明。
  3. 多額の損失処理が必要になり、赤字決算に陥った。
  4. 今月3日には、証券取引等監視委員会有価証券報告書の虚偽記載などを理由に、2500万円の課徴金納付を命じるよう金融庁に勧告した。

真柄建設民事再生手続き

  1. 同社によると、先月30日、請負主の愛知県内の建設会社が民事再生手続きを申し立てたほか、県外の大型マンションの代金回収が困難となり、計約19億円が回収不能となった。
  2. これを受け、取引銀行の北国、北陸両銀行は、同社が大阪支店の不正会計処理問題を受けて策定した「新中期経営計画」の実施は困難と判断。
  3. 運転資金計約50億円の融資を断ったため、7月7日と10日に迫った計約70億円の支払いができなくなったという。