それぞれ300〜200社の「協力会社(ファミリー)」と呼ばれる下請けを抱える

官製談合:道内「大手」指名停止で 下請け戦々恐々

  1. 公共工事の年間発注の7割が10月ごろまでに終わるとされ、大手が今後受注できる見込みは絶望的。
  2. 「道内は積雪期があるため、実際に工事ができるのは4月から10月までに限られる。今仕事がなければ、倒産する業者も出る」
  3. 事件で指名停止になった岩田地崎建設や伊藤組土建は、道内建設業界の最大手。それぞれ300〜200社の「協力会社(ファミリー)」と呼ばれる下請けを抱える。
  4. 「他の大手に『ファミリーに入れてください』といっても、信頼関係が築けていないので仕事は回ってこない」
  5. 道内には本州大手とつながりのある業者は少なく、中小業者からは「(仕事を回してもらうため)大手に対する営業合戦になるかもしれない」
  6. 指名停止を受けていない道内大手は「火事場泥棒と言われかねないようにしたい」
  7. 公共工事で指名停止を受けていると、民間でも印象が悪くなり営業に影響する」
  8. 業界は資材価格の高騰や改正建築基準法の影響で苦境に追い込まれており
  9. 「資金繰りの行き詰まりが相次ぐ可能性がある」