銀行として越えられない一線が大変早く我々の前に来てしまった

財政再建より減税を 金沢経済同友会が夏季セミナー 安宅副代表幹事が講演

  1. 日本経済の現状を「有事である」
  2. 「日本買い」の動きがストップし、十兆円規模の海外所得移転が進んでいる
  3. 「世界のマーケットは財政赤字だと国債を売る。ところが、日本は今、国債が 買われている。売られているのは株で、日本企業の生産活動が信用されていないということだ」
  4. 真柄建設金沢市)の経営破たんに触れ、「すそ野の広い業界であり、当初から支援していきたい気持ちだったが、銀行として越えられない一線が大変早く我々の前に来てしまった」

福井銀の9月中間期、純利益92%減に 真柄建設破綻響く

  1. 破綻した真柄建設への債権が回収不可能になったのに伴い、個別貸倒引当金を約7億円を積み増すことや株価低迷で投資信託の販売が伸び悩み、手数料収入が減少したことなどが響いた。
  2. 建設業を中心に県内景気が低迷し、貸出金利が預金金利の引き上げに追いつかず利ざやが縮小した。