銀行は建設業向け債権については損失引き当てを全額つんでいる

貸し渋り実態把握/融資の厳しさ浮き彫り/全中建

  1. 3年先までの受注計画書提出が融資条件になっている
  2. これまで認められていた手形の書き換えが認められず、いったん返済しなければならなくなった
  3. 「金融機関は赤字であっても受注さえすればそれを理由に融資する。だから企業は目先の融資のためにダンピング(過度な安値受注)する。結果的に負債だけが積み重なって突然、融資を止められて倒産する。でも受注しなければ目先の融資が受けられないから倒産してしまう。つまり倒産時期が早いか遅いかだけの問題だ。結局、いまの中小建設業は前(受注)にも後ろ(赤字受注の抑制)にも進めない」
  4. 「銀行は建設業向け債権については損失引き当てを全額つんでいる。だから取引企業がいつ破たんしても影響はない」