2008-07-16 金融機関は受注を担保にした融資もしないほど、建設業への融資を絞り込んでいる 建設 地方の苦境,一層深刻/老舗建設業の破たん連鎖 県建設業協会の会長など幹部で老舗と言われる地方建設業の破たんは、ことし2月だけでも宮崎県建協会長会社や宮城県建協副会長会社(いずれも当時)のほか、元愛媛県建協会長会社や山梨県と三重県の地場トップランク企業が事業停止、民事再生、会社分割などに追い込まれていた。 「愛媛県内のトップランク企業が半年で2社破たんすることは過去に例がない。地場大手の破たんは下請けや孫請けを含め、県内企業に深刻な影響がある」 愛媛県を例にとれば、県内公共工事請負額がピークの1998年度から直近までに7割近く激減したほか、「金融機関は受注を担保にした融資もしないほど、建設業への融資を絞り込んでいる」
