無理なものは無理とし、できないことはできない

工期しわ寄せ改善へ認識/企業の法令順守に“指針"/空調4団体

  1. 4団体がスクラムを組んで関係団体にも協力してもらい
    1. より働きやすい
    2. やりがいのある職場やしっかり賃金が支払われ
    3. 適正な利益を生み出すことができるように
    4. 個々の企業の法令順守に結びつけるとともに
    5. 民間・元請発注者、行政にも働きかけていく。
  2. 「工期を可能な限り縮減することは、われわれ設備業界にとっても、技術開発や業務改善の中で重要な位置を占める目標であり、生産性向上のため常に追求すべき課題である。しかし、無理なものは無理とし、できないことはできないと言うことは決して恥ずかしいことではなく、むしろ職業人としての真摯さの表れであるとも考えられる」
  3. 「施主との契約、元下契約を通じ、契約全般について片務性が是正されることが重要である」
  4. 「対等性が確保された関係の中で、契約当事者が主張すべき事柄を主張し、両者(契約当事者)が納得できる妥当な結論に従って工事をすることが、建設生産システムの効率性向上の前提とも考えられる」
  5. 「しっかり契約の原点に戻れば、解決する」
  6. 現状、設備工事が予定どおり進まない理由として
    1. 前工程の工事が当初のマスター工程と比べ大幅に遅れたり
    2. マスター工程の設備工事着手時期になっても設計内容が確定せず、実質上の施工図が作成できない
    3. 着手間際まで変更、追加の指示がなされる
  7. にもかかわらず、建物全体の竣工日を変更しないため、設備工事が短工期を強いられている。
    1. 結果、着手時期遅延による技能工の就労補償や割高な単価
    2. 人員増
    3. 混乱した資材搬入解決に伴う工事原価の増加などに陥っている
    4. 品質や劣悪な労働条件、安全性の危惧
    5. 多忙なだけで達成感のない業務を招いている