「出火元はエアコンの室外機だった」として、損害賠償を求めて提訴

「室外機から火災」提訴

  1. 甲府市山宮町で2005年、レストラン「クレプスキュール」が全焼し、裏山にも燃え広がった火事を巡り、経営者の男性らが「出火元はエアコンの室外機だった」として、製造元のダイキン工業(大阪府)を相手取り、計3億円の損害賠償を求めて東京地裁に提訴した。
  2. 訴状によると、出火当日、エアコンの運転を止めた直後の午後6時半ごろに、付近住民が室外機が置かれていた建物外の階段踊り場下あたりから火が出ているのに気づいた。男性らが消火器で消火したが間に合わずに燃え広がった。
  3. 甲府署は当時、室外機を回収して調べたが、損傷が激しく詳しい原因は分からなかった。
  4. 男性側の代理人弁護士は「周辺に火元となるような物はなく、室外機や周辺の損傷が激しかったため、出火元は室外機と言える。メーカーは製造物責任法民法に基づき、損害を賠償する責任がある」