構造設計一級建築士の必要数は5,500人程度である

改正作業中の法令に関する要望|JSCA

  1. 構造設計一級建築士の必要人数について
    1. 2005年の国交省調査データからは、該当する建築物は全国で年間約5万件と想定されます。
    2. 適切と思われる年間業務件数は10件/人程度と思われます。
    3. この構造設計一級建築士の中には、約500人と推計される、専従の構造計算適合性判定員および大学等の教育・研究職の方も含まれ、これらの方は構造設計実務の任にはあたりません。
    4. 現在選抜中の新資格者の必要数は5千5百人程度であると考えます。
    5. 資格者が多すぎて新制度の意味合いを薄くすることや、過少により設計業務停滞を招くことが無いよう、従来から適正な人数選抜に配慮をお願いしております。
  2. 告示第1206号の適切な運用に対する手当てについて
    1. 改定前の同告示には遵守強制力の規定がないため、公共工事においても民間工事においても、有名無実の状態であったことはよく知られているところでありました。
    2. この改正告示を公告する場合には、遵守強制力がないため、従来のように成果に対して責任を持たない過当競争の設計契約が横行しないよう、何らかの手当てが必要と考えます。

3,000人強 その1  その2  その3  その4