3,000人強 その4

  1. 1月までの適判対象物件の申請は最大1,800件台半ばで頭打ちの状況にある事に対して、国交省は適判対象物件の件数は当面、最大でも月約2,500件にとどまるとみている。LINK
  2. もし適判月2,500件ならば年間3万件。
  3. 国交省が適判物件年間6〜7万件の事は全く意に介さない訳は分からないが、年間3万件でも良いというような具合。
  4. 適判が停滞するならば型式認定を取れば良いと平気で言う国交省なので、適判年間3万件に対する構造設計者の必要数を、年間一人当たり該当建築物が約10件としてみると、丁度3,000人程度という事に成る。
  5. 但し、設計現場では「構造設計一級建築士=構造設計者」だが、国交省ではチェックをさせる役職的な存在と見ているかも知れない。
  6. 生存さえ把握されていない数値だと思われる一級建築士登録者は約30万人。構造設計者が4%程度ならば12,000人程度。実働10,000人程度という数値は講習の会場の定員を11,000とした事とも符合はする。
  7. 仮に受講者10,000人の内適判員2,240人を除くと7,760人
  8. 仮に適判員を除く合格者が800人程度とすると合格率10%強。講習のみの適判員を含め全体での合格率は30%程度。
  9. この800人の内、建築構造士や専攻建築士APECエンジニアは、2日目の「建築物の構造に関する科目」の講義と、「構造設計」の修了考査が免除される。
  10. 因みに修了考査日は一級建築士の学科試験日と同じ7月20日。講習修了者の発表は一級建築士学科試験合格発表日より2日くらい遅い9月11日頃。

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