未だ回復への確固たる道筋は見えていません

平 成 2 0 年 年 頭 所 感|日事連会長 三栖邦博

  1. 確認業務の停滞による着工件数の大幅な減少が、建築業界のみならず産業界全体にまで深刻な影響を及ぼし、未だ回復への確固たる道筋は見えていません。
  2. 過剰な厳格化は時間やコストなど国民の不利益につながります。
  3. 社会や市場の変化に対応して定常的に発生する工事中の計画変更や既存建物の有効活用に必要な増改築手続きの合理化など、制度の運用や制度そのもの改善をも視野に入れ、社会の要請に十分に応えられる状況への一刻も早い回復に向け注力してまいります。
  4. 今まで告示自体が社会から十分には認知されず、基準を大幅に下回る報酬が日常化してきた状況を打開し、実効性を高めるためには、建築士事務所業務に対する社会の理解度と認知度の向上そして普及、浸透を図ることが必要と考えます。