道具としての法

 道具は使わなくても良い。道具は使う者次第。道具としての法を行政が使えばロボットから反逆を受けるようなもの。法は(行政は)市民が使うもの。道具は磨く。道具は手入れをする。道具は選ぶ。道具は改良する。道具は開発する。
 法を信号機に例えれば、信号機は信号無視をして来る者を止める事は出来ない。自ら左右前後をよく確認すれば良い。信号機は往来が有っても無くても同じように点灯しているが、往来が無ければ渡れば良い。法は使わなくても良い。法は使えない時も多い。手信号をした方が余程気が利いている。
 レシピを公開しても同じ料理は出来ないように、バイオリン製作にマニュアルは無いように、法令遵守なら安全・安心など有り得ないが、法令通り・ガイドライン通り・マニュアル通りに行う事で責任を問われないシステムが浸透している。責任回避が責務かのようだ。