ゼネコンに設計も含めて依頼するケースが増えている

東急建設/手戻り防止、図面から徹底/「最終検図」と「詳細図説」を強化

  1. 出来上がった設計図面を再度見直す「最終検図」
  2. 設計部門から施工部門に設計図を引き渡す際に担当者が図面の内容を一枚ごとに詳しく説明する「詳細図説」の取り組みを強化する。
  3. 設計部門のOB社員なども活用して、ミスを細かくチェックする。
  4. 設計部門からは、意匠、構造、設備それぞれの担当者が出席。施工部門からは、現場職員のほか、現場で施工に当たる協力会社や現場を支援する本支店の工事担当者などが参加することになる。
  5. 図説の際、施工を手掛ける立場からの図面に対する要求事項や課題などを指摘してもらい、必要に応じて設計担当者が持ち帰って、図面を書き直したり、修正を加えたりする作業を行う。
  6. 一連の耐震偽装事件以降、施工を担当するゼネコンに設計も含めて依頼するケースが増えており、同社でも建築工事の3分の1をこうした「設計・施工」案件が占めている