国内は6年振りの減少←→輸出は堅調に推移┃建設機械

国内は6年振りの減少となるも、輸出は堅調に推移し、合計では8年連続で増加と予測┃建設機械

  1. 国内出荷
    1. 2008年度上期は、引き続き公共工事は低調に推移することに加え、道路財源の一時凍結、改正建築基準法施行による工事縮小や遅れ並びに、価格の値上げ、資材価格等の上昇による購入意欲の低下等の影響により、8機種が減少すると予測
    2. 下期も公共工事は低調に推移、価格の値上げ、資材価格等の上昇による購入意欲の低下等により、8機種が減少する予測
    3. 2008年度合計では、7,057億円(前年同期比11%減少)と6年振りに減少すると予測
    4. 2009年度合計では、6,802億円(前年同期比4%減少)となり、2年連続で減少すると予測
  2. 輸 出
    1. 2008年度上期は、住宅着工の減少から欧州向けの需要が減少しているミニショベルを除いて、他の9機種が増加すると予測し、上期計では8,448億円(前年同期比7%増加)と見込まれます。
    2. 下期も上期と同様堅調に推移し、9機種が増加すると予測され、下期計では、9,383億円(前年同期比9%増加)と予測し、この結果、2008年度合計では、1兆7,831億円(前年同期比8%増加)となり、8年連続で増加すると予測しております。
    3. 2009年度も、ミニショベルを除いた他の9機種が増加すると予測され、この結果、2009年度合計では、1兆8,967億円(前年同期比6%増加)と過去最高の輸出額を更新し、9年連続で増加すると予測しております。

建設機械の国内需要6年ぶり減少/投資意欲鈍く,販売苦戦

  1. 公共投資の減少に加え民間投資も低調なため、需要の過半を占めるレンタル業者は「稼働率や単価が下がり、投資マインドも下がっている」
  2. 公共投資、民間設備投資がプラスに働く要素がない」

建機出荷-国内向け6年ぶり減少へ/08年度予測、外需依存一段と/工業会

  1. 道路特定財源の見直し問題や改正建築基準法の施行に伴う工事の遅れ、公共事業の削減などによって「市場が急速に冷え込んでいる」
  2. 海外の先進国市場はサブプライムローン問題による金融不安や住宅着工の落ち込みで伸びが期待できないが、東南アジアや南米、アフリカなどの新興国では資源開発やインフラ整備の加速で需要増が見込める