事業の多角化を図る

イハラなど、新型インフル対策の防護服開発

  1. 金属建具メーカーのイハラ(香川県多度津町、伊原正行社長)と同業のナカエンジニアリング(同、中村守社長)は共同で、新型インフルエンザ対策の防護服と組み立てが簡単な個室ユニットを開発した。
  2. 特殊なフィルターを通してほぼ完全にウイルスを除去する。
  3. 建築基準法改正の影響などで本業の先行きには不透明感もあり、事業の多角化を図る
  4. 開発した「P,YOU移動式空気浄化装置」はフィルターを搭載した装置と顔の部分が膨らんだ防護服、装置と防護服の顔の部分がつながったホースからなる。
  5. ナカエンジニアリングが開発したフィルターはガラス繊維や不織布による三層構造で、微細なウイルスを吸着する。
  6. 防護服を着た人が吐いた空気はホースを通って装置に入り、フィルターでウイルスが除去された上で、浄化された空気として外気に排出される仕組み。
  7. 新型インフルエンザに感染した疑いがある人にこの装置を着用させれば、検査や治療などの際に部屋にウイルスがまき散らされる可能性が大幅に減らせる。価格は約70万円。