本年は建築構造士試験を中止致します
- 当会では、建築構造設計者の職能の確立、社会的な地位向上を目指して「建築構造士」を独自で認定し、現在約2750名の登録者を有する状況となっています。
- 最近では、構造設計や耐震診断業務に関わる信頼できる技術者としての位置づけの一つとして社会にも認知され始めているところです。
- ところで、昨年6月に改正建築基準法が施行され、関連して改正された建築士法により、新たな国家資格である「構造設計一級建築士」が本年11月に創設されることになりました。
- 「構造設計一級建築士」とJSCA認定の「建築構造士」とは権限や性格が異なる資格ですが、一般社会から見ると似たような資格が二つ存在することになり、分かりにくい状況を生み出すとの懸念もあります。
- このような背景の中で、国家資格の詳細がより明確になった段階で「建築構造士」制度を見直し、新たな制度への移行も含めて再構築を図ることといたしました。
- 「建築構造士」制度見直しの大枠の確立は本年末ごろになる予定です。
- 流動的な時期であることを考慮し、本年は建築構造士試験を中止致します。