「民主主義に大儀はいらない」

自由とは冒険のようなもので、ひとを頼りにしないもの。その自由に対して行政(法律)は形式でしかないため、建築確認手続も形式に過ぎず責任も無いという主張になるのかも知れない。行政では設計と法適合を区別し、設計は自由だと言うのも行政の立場の表れでしか無く、その区別は現実の建築物には意義は無い。
建築にも大儀はいらない。つくり手にとっては余計なお世話でも、建築物を自由に取引したい人々にとっては政府の基準や認定が必要なのだろう。建築物の商品化はつくり手も商品化される。