長期優良住宅のコストアップは2割くらい|政府見解

長期優良住宅のコストアップ
政府見解は

  1. コンクリートのかぶり厚等を厚くするなど耐久性を高めるための工夫で2%
  2. 耐震性を上げるために5%
  3. 階高を十分に取る12%
  4. 合計20%くらい

参議院会議録情報 第170回国会 国土交通委員会 第5号 平成20年11月27日
○政府参考人和泉洋人君) 今御答弁申し上げましたとおり、住宅を長寿命化するためには耐久性、耐震性の向上と、あるいは可変性の確保と、こういったことで建設費のコストアップがあると思っております。
 あくまでも積み上げの試算でございますので、今後そのマーケットの中で長寿命住宅が普及してきて、最後はマーケットで決まると思うんですが、積み上げの試算で御説明しますると、まず共同住宅でございますが、例えば鉄筋コンクリート造のマンションの場合に、耐久性を高めるための工夫、コンクリートのかぶり厚等を厚くする、こういった部分でおおむね二%。耐震性を上げるために柱を太くする等の措置で五%程度ぐらい。一番効くのは、その可変性を確保するために階高を十分に取ると。これ、もろ建物のボリュームに影響しますので、これが一二%程度ぐらい。トータルで約二割ぐらいと、こう踏んでございます。
 また、木造住宅についても、同じような観点で積み上げをしますると、おおむね二割程度コストアップするというようなことが積算上は示されていると、こういったことでございます。