それにふさわしい業務報酬がなければ取得を目指す人もいなくなる

“官製不況”再来の悪夢! 建築士法改正に戸惑う建設業界

  1. 「電気、機械、情報などの専門家である設備設計士のなかに1級建築士資格を持つ人は非常に少ない。高齢のため受験を諦め、廃業を余儀なくされる事務所も出るだろう」と、尾島勲・日本設備設計事務所協会会長
  2. 「大学での専門教育期間と実務経験期間を合わせると取得に最短で9年もかかる、日本でも最も難しい資格。それにふさわしい業務報酬がなければ取得を目指す人もいなくなる」と木原碩美・日本建築構造技術者協会会長
  3. 「資格の有無で設計者を選ぶ施主も増えるだろう。無資格者は下請けの仕事しかできなくなる可能性もある」(尾島会長)