「上がったらいけないとは思っていた」

天窓割れ中学生転落、重傷 青森、市営団地の屋上

  1. 青森県五所川原市の市営団地で先月、屋上の天窓が割れて男子中学生が転落し、あごや手首の骨を折る重傷を負っていたことが25日、分かった。
  2. 五所川原署によると、5月19日午後6時ごろ、同市蓮沼の4階建ての市営団地で、男子中学生が団地に住む友人らと3人で屋上に上がり、天窓に乗ったところ、天窓が割れ、約9メートル下のコンクリートの床に落下した。天窓の下は吹き抜けだった。
  3. 市によると、天窓は強化プラスチック製の半球状で厚さ約4ミリ。1.3メートル四方の枠の上に設置されていた。
  4. 3人は遊び目的で屋上に行ったといい「上がったらいけないとは思っていた」と話しているという。
  5. 団地では4階通路の壁に設置した4段のはしごを上り、屋上に出入りするようになっていたが、市は約10年前に危険回避のため、下の3段を撤去。
  6. 3人ははしごではなく、壁に取り付けてあるパイプを使って上がったとみられる。