審査が追いつかず|沖縄

改正建築基準法 建築現場の窮状訴える

  1. 改正建築基準法の施行に伴う住宅着工件数の深刻な落ち込みを受けて、県内の建設業者などが今日建築確認の運用改善などを求める総決起大会を那覇市で開きました。
  2. 総決起大会には去年6月の改正建築基準法の施行後の建築確認の厳格化に伴い、工事が進まない深刻な現状を訴えようと県内の建設業者などおよそ3500人が駆け付けました。
  3. 会場からは「これでは生活が出来ない」との声が次々と上がり、また建築確認体制の不備で「官製不況」だと怒りの声があがりました。
  4. 大会では確認手続きが迅速化するまで事前審査制度の延長措置を講じるよう求める要望書をまとめ5万5000人分の署名と共に国や県に提出する事を決めました。

建築確認検査業務の改善訴える

  1. 耐震偽装問題で改定された建築基準法が県内建築業の仕事の減少に繋がっているとして現場で働く人たちが現状の改善を訴える街頭での活動を展開しています。
  2. 署名活動は県内3か所で行われていて、このうち那覇市のパレット久茂地前広場には建築業関係者およそ50人が集まり、ビラを配るなどして協力を呼び掛けました。
  3. 建築基準法の改定では、鉄筋コンクリート造りの建物に対して審査が厳しくなっているため、該当する建物が多い沖縄では審査が追いつかず、需要があっても着工できない状況だということです。
  4. 参加した人は、建築資材の製造業者や店や住宅を建てる人など、建築業以外の人にも関係する問題だと呼びかけました。
  5. 今月30日には決起大会を開き、現場で働く人の切実な状況を行政機関に訴えたいとしています。

建築確認検査業務の改善を訴える決起大会が始まりました!