「新建築基準法は悪法か」 その4

建設通信新聞の今年の年頭の記事に国交省の考え方がある。(LINK

  1. 国土交通省は、この改正建築士法と改正建基法を車の両輪とし、補完しあってこそ成果が上がると見ている。改正建築士法によって建築士の責任と権限がより明確になるわけで、膨大な書類を生み出す改正建基法の細かい規定は、建築士の裁量に委ね、省略する方向が望ましい。責任の範囲において従来の性善説に戻るのが、本来の車の両輪ではないだろうか。
  1. 小川富由審議官曰く『「4号特例」の見直しについては、構造設計一級建築士には従来の特例を認め、一級建築士には認めない考えです。』(日経アーキテクチュア2008年1月14日号より)
  1. 現在の確認手続は性悪説
  2. 来年5月の新建築士法が始まるまでは性悪説を続ける。
  3. 建築士に対しては「性善説」に戻す。
  4. 「4号特例」も廃止では無く、新建築士に対しては引き続き認める。
  5. 車は両輪で走行する必要が有るが、現在は無理矢理に片輪走行をしているという事か。
  6. 片輪走行を始めた訳は何だろう。
  7. 政府は約2年間の性悪説を続ける事で何をしたいのだろうか。

「改正建築基準法は悪法か」 その3