日本の需要がここまで落ち込んだのは初めて|マレーシアの木材各社

木材産業、日本の需要減で打撃受ける

  1. マレーシアの木材各社は、主な輸出先である日本の住宅着工がここ40年で最低水準に鈍化した影響で、大幅減益となっている。
  2. WTKホールディングスやリングイ・デベロップメントは、2006年度と比較して利益が大幅に縮小した。
  3. ただ、需要回復の兆しがあり、製品価格を押し上げている。
  4. タアン・ホールディングスの関係者が2月28日に英字紙「ザ・スター」に語ったところによると、合板価格は昨年8─9月につけた最低水準の1立方メートル当たり370ドルから同410ドルに上昇した。
  5. 製品価格は穏やかに上昇すると予想され、日本の住宅産業が回復に転じれば、木材各社の今年の業績は改善する。
  6. 日本の在庫が来月からなくなり始めた場合、業績回復にはずみがつくと見られている。
  7. タ・アン関係者は、木材産業に携わってきたここ30年近くで、日本の需要がここまで落ち込んだのは初めてだとしている。
  8. 木材産業の過去の業績不振は、製品の過剰供給に伴う価格下落が主な原因だったという。

。oO( 林業は農業や漁業とも密接に係わるように、一つの生態系の中で建材のあり方も見直すべきと思う。建築も地産地消