まだ一部に弱い動きも見られるため
- 四国経済産業局はこのほど、07年の四国地域の経済動向を発表。
- 「一部に弱い動きが見られたものの、緩やかに改善」とした。
- 00年を100とした鉱工業生産指数が105・3(対前年比0・7%増)となるなど、輸出産業を中心に生産や出荷が好調だったが、倒産件数が380件(同3・2%増)、新設住宅着工戸数が2万5271件(同11・8%減)となるなど、まだ一部に弱い動きも見られるため、2年連続で同じ判断となった。
- 同局によると、鉱工業生産指数は5年連続増。15業種中、化学、電気機械など7業種が対前年比増だったが、8業種が減となった。
- 個人消費は、「おおむね横ばい」と判断。
- 大型小売店が全店舗ベースで対前年比0・4%増と5年ぶりに前年を上回ったが、既存店ベースで同2・3%減と12年連続で前年を下回った。
- 乗用車新車登録・届出台数でも同7%減だった。
- 住宅投資は建築基準法の改正(07年6月)による建築確認審査の厳格化などの影響で、同11・8%減となり、「おおむね横ばいから弱い動きへ」と判断を下げた。