依然在庫調整局面にある

12月鉱工業生産速報は前月比+1.4%、1─3月期生産減の可能性強い | Reuters

  1. 経済産業省が発表した12月の鉱工業生産指数速報(2000年=100、季節調整済み)は前月比1.4%上昇の111.9となり、2カ月ぶりに上昇した。
  2. 住宅着工急減の影響が懸念される建設財は0.3%上昇したが、在庫出荷バランス(出荷の前年比マイナス在庫の前年比)は12月はマイナス12.4%とマイナス圏にとどまり、依然在庫調整局面にあることが確認された。
  3. 同省では、今後の懸念材料として建築基準法改正の悪影響、金融市場の混乱、原油価格高騰の影響などを挙げ、「足元の金融市場の混乱が生産に実際に反映されるのは、もう少し先のこと」と予想した。