建て主の皆さんとの合作でなければできません

asahi.com:さあ皆さん、本物の家を建てましょう! - 住まいコラム「天野彰のいい家いい家族」

  1. チェック機能が発揮されなかったことで、“真理”を徹底追求することなく、慌てて、すべてを疑って審査確認する状態となっています。
  2. 今までにない絶対能力をはるかに超える作業量のため、建築の確認業務の現場は疲弊し、また人々は依然としてびくびくしながら家を建てたり、買ったりしています。
  3. 憂うべきは、こんな状況の中で、建築士をはじめとする建築技術者や作業者、さらには肝心の家や建物を建てようとしている人々の夢や意欲を減退させ、建築と住宅の現場は低迷し
  4. 200年住宅だ、サステナブル建築だと言う前に、1000年も昔の先人たちがやってきた本物の家づくり、都市づくりの真理を奈良や京都あるいは鎌倉や白川郷を訪ね、もう一度見直してみてはどうでしょう。
  5. 何十年サイクルの修復メンテナンスなど、何百年も前につくられた柔軟でシンプルな構造と計画的なメンテナンスシステムとそのディテールを、今改めて継承することが大切です。
  6. 建築士や施工者だけでなく、建て主の皆さんとの合作でなければできません。