様々な家具の固定方法を試行する|長周期地震動

(PDF)長周期地震動を受ける超高層建物内部の安全性評価のための震動台実験震動台実験の案内

  1. 東南海・南海地震のような大規模な海溝型地震では、ゆっくりと揺れる長周期地震動成分に高層建築物は共振し、長時間にわたってゆっくりと大きく揺れる可能性があります。
  2. このため本研究では、昨年に引き続き、E―ディフェンスによる高層建築物(30階建て相当)の上層階の長周期地震動による揺れを再現する震動実験を通じて、本年度は特に様々な家具の固定方法を試行することで室内空間における地震時の危険性、家具の転倒などに対する地震対策の効果を検証・評価します。
  3. また、特に家具等の個別の動きを映像等で記録・検討することで、有効な固定方法等の啓発に活用していきます。
  4. 実験で得られたデータは,テーマに関連する研究機関・団体にも提供され、長周期地震動による超高層建物等の内部の安全対策に反映される予定です。
  5. また、兵庫県では、実験の成果を地震防災施策に取り込むことを予定しています。