「セメント分が極めて少ない」

賠償請求へ時効の「壁」 鈴鹿の鈴西小校舎強度不足

  1. 「法律上の時効で、業者に損害賠償は難しい」
  2. 「おからのようにスカスカの状態」という柱のコンクリートは「セメント分が極めて少ない」ことが市の調査で判明しつつある
  3. 市の工事出来高調書によると、柱のコンクリートが打設されたのは1987年の夏場。
  4. 業者からの聞き取りでは「記憶に残る(異常な)ことはなかった」
  5. 市は降雨を指摘。「型枠内にコンクリートを流し込む時、中に水がたまっていた可能性もある」
  6. 「法的には時効が成立していても社会的、道義的責任はあるはずだ」(市幹部)
  7. JVの1社は「市の完成検査を受けて(新築した校舎を)引き渡したので、こちらのミスではない」「調査にも協力している。今後も誠実に対応したい」
  8. もう1社は「市が損害賠償を検討していることは承知している」