建築関連資格を一元化

  1. 建築関連資格制度について、BCS(建設業協会)は、平成15年(2003年)10月に検討を始め、平成16年(2004年)4月に次のような案を示している。
    1. 先ず、法改正不要の建築関連団体で統一した表示制度を整備する。
    2. その表示制度の運用により実績を積み重ね、定着後、建築士法、建設業法の抜本的改正により建築関連資格を一元化し、国家資格として業務実態に合わせた専門性を明示する。

資格制度対応特別委員会 中間報告書 平成16年4月20日

  1. 日本建築士会連合会が推進する専攻建築士制度においては、7分野の専攻領域区分の中に生産専攻建築士が位置付けられており、当協会にも建設業に所属する生産部門の建築士に対し同制度への理解と協力が求められてきた。
  2. 国際化の一層の進展により、UIA(国際建築家連合)やAPEC 等の機関における資格との相互認証等への動きも一層顕在化してきた。

資格制度対応特別委員会<活動報告書>平成17年2月

  1. 建設業法に基づく昭和58年の建築施工管理技士制度の発足
  2. 文部科学省所管の技術士法に基づく技術士の制定
  3. 建築生産には多様な建築関連資格者がさまざまな役割で関与しているのが実態である。
  4. こうした建築関連資格者の役割は従来の領域を超えてますます多様化しており、建築関連資格制度は、消費者のみならず専門家ですらわかりにくい制度になりつつある。