銅加工品メーカーの値上げ交渉

楽観できない銅加工品メーカーの値上げ交渉

  1. 07年は改正建築基準法の施行による住宅着工減で住宅向けの出荷が伸び悩んだ。
  2. 08年度も景気後退を受けて住宅着工は依然として回復しないまま。
  3. 水回りの金具に使う黄銅棒やエアコンに使う銅管の生産量は伸び悩んでいる。
  4. 銅板や銅管などの東京の問屋価格は現在、軒並み3年前の2倍程度。
  5. 南米の鉱山のストライキを受けて国際価格が上昇し、建値も高止まりしている。
  6. 携帯電話やパソコンなどの生産調整の影響も出始めている。電子部品に使うリン青銅や銅と亜鉛の合金である洋白板の問屋への受注は落ち込んでいる。
  7. 北京五輪後の需要の冷え込みも懸念され、銅条や黄銅条を使う自動車も生産計画の見直しが進んでいる。