施工業者に損害賠償請求する
藤沢の違法生コン:海老根市長「施工の業者に損賠請求する」 /神奈川
- 六会コンクリート(藤沢市)の違法生コン問題で24日、海老根靖典市長は市発注工事に関し「使用が分かった物件については施工業者に損害賠償請求する」と述べた。同社を指名停止処分にする考えも示した。
- 市によると、市内で違法生コンが使われた可能性が高いのは計115件(市工事33、民間工事82)。
- 3階部分建築中に工事が中断された市立第一中学校は完成済みの1、2階の柱部分などに規格外生コンが使われ建築基準法違反の疑いが極めて濃厚という。12月の完成予定がずれ込むのは避けられない見通し。
- 同社や市役所には、問い合わせが連日数十件寄せられている。
- だが海老根市長は民間住宅について「(耐震偽装事件の)ヒューザーの問題とは明らかに違う」と述べ、市独自の救済策は否定した。
- 藤沢市の海老根靖典市長は二十四日、市発注の工事について損害賠償を求める考えを示した。
- 同社の生コンが使われた市発注の公共工事は、三十二件。
- そのうち市立第一中学校の改築(三階建て)では基礎部分に使用された可能性が高く、現在三階の一部の建設を残し、工事を中断している。
- 同市長は工期の遅れ、また是正措置の費用を負担することへの対応策として「施工主への損害賠償請求も辞さないつもり。(六会コンクリートの)入札の資格停止処分もあり得る」
- また問題の生コンが使用されたマンションなどの民間工事は八十二件に上っているが、今後も増える見込みという。
- 同市長は住民への支援策については「安全性の確認の調査を終えてから。今は判断できない」