「確認審査に時間がかからないように設計を単純化した」

改正建基法1年(2)/改正法対応で6割の実務者が設計変える

  1. 確認の申請者側が審査を円滑にするように自らの設計を変えた
  2. 「確認審査に時間がかからないように設計を単純化した」
  3. 「確認申請がスムーズに通るように、オーソドックスな工法を選択するようになった。申請図書が適判(構造計算適合性判定機関)送りにならないように、構造、工法、高さなどを見直した」
  4. 「構造計算のピアチェックが導入されたことで、審査に時間がかかる複雑な建物形状はなるべく避けるようになった」
  5. 確認検査機関のほうでも、審査に時間がかかる複雑な構造の建物は敬遠している
  6. 「鉄筋コンクリート造+木造のような混構造の申請を受け付ける検査機関がなく、施主に説明して木造に変更することにした」
  7. 「工夫した工法や構造が全く使えなくなり、技術革新ならぬ技術後退をせざるを得なくなった」
  8. 「確認が早く下りるように、無理やり柱を立てたり筋交いを入れたりしている。躯体が確実にコストアップしている」
  9. 「スパン、高さなど、とにかく型にはまったようなデザインに変わった。建物の使いやすさよりも、確認審査で適判に行かないように、めんどうな指摘を受けずに済むことを優先するような対応になっている」
  10. 仕事に対するモチベーション(やる気)がどう変化したかを問うと、「低下した」が55%

。oO( 審査側は典型的で単純な建物の方が都合が良い。審査の都合。今の審査は「π=3」「円は6角形」というような事か。