約7割が完了検査を実施していない

大阪市、建物10万件の完了検査実施せず

  1. 市は、1989年以降の18年間に建築確認申請が出された建物の約7割にあたる約10万8000件で、完成後に安全性を確かめる完了検査を実施していなかったことを、16日の市議会委員会で明らかにした。
  2. 市は同法に基づく立ち入り調査で違法建築の有無などを調べているが、担当職員の減員などで年平均250件程度にとどまり、未検査建物のうち10万件以上がこれらの調査を受けていないとみられる。
  3. ユービー社の賃貸マンションを巡り、市が少なくとも5年前から、不正な建て増しの実態を把握しながら、事実上、放置していたことも判明した。
  4. 市によると、市消防局が03年3月、淀川区の「UB21東三国」(88室)で防火設備を調べた際、12階建てで確認申請より1階高いと気づき、市が改善を求めたが、同社側は12階の床面積を減らしただけだった。
  5. 昨年6月にも現地調査で福島区の「UB21野田29」(114室)が申請より2階高い11階建てと確認しながら是正措置を怠っていた。

。oO( もし本当に違反建築が見過ごせない事ならば、完了検査済証が無ければ水道電気などを供給しないような規制にすれば良い。もし建築基準法に無理が有るなら建築基準法を見直すべき。行政サービスの裏返しが規制という意味で違反が有れば行政サービスも停止するという考え方。