エアコンを使わない家に減税する方が良い
- ゴミを生産しなかった時代の構法が置き去りにされている。
- 低エネルギー時代の創意工夫が評価されない法律。
- 政策目標と規制内容が逆行している。(実際は政策自体が偽装されているかも知れない)
- Activeは評価し易く説明もし易く規制もし易い。
- Passiveは評価し難く説明も容易ではなく事前の規制も難しい。
- 「言い訳が欲しい役所」(LINK)
- 言い訳は万人に分かり易い必要もありActiveに成るのかも知れない。
- 言い訳は止めれば良いが、何か有ると責められるので条件反射的にそうしているのかも知れない。政治の不在かも知れない。
- 言い訳を重ねてきた結果が今の条文であり、何か責められそうな評価し難い事を一方的に排除して来た事で、創意工夫も排除されるに至ったのかも知れない。
改正基準法は、木造離れを促進! 循環型住宅・日本の木造建築の消滅!
- ごみ発生を助長する現行基準法
- 、伝統構法は、地元の木材や土を使い、林業を育て、リサイクルも可能で、自然に逆らわない環境に良い家づくりだ。
- 建築基準法の中に、2×4 の基準がある。ログハウスの基準もある。しかし、日本の伝統構法の家づくりの基準がない。
- 木材の防腐、防蟻工事を法律で義務づけている。薬漬けの家を法律で薦めるべきではない。
- 木材の防腐、防蟻工事を行うは施主の判断。法律で決めることではない。
- 日本の山の木が売れない。
- 自給率は20%を切っている。
- 外材が安いということもあるが、建築工法がプレカット化されたためだ。
- プレカット工法は完全乾燥しないと軸組み組み立てが出来ない。
- 日本の杉の木は含水率が高い。
- 15000 円/m3 の杉原木を人工乾燥すると15000 円/m3 の乾燥費用がかかる。
- これが、含水率の低い外材の使用が多くなっている理由である。
- プレカット工法が進んだのは大工職人の減少が原因というのは嘘。
- 確かに東京・大阪には大工が少ないが、地方には、仕事がなくて困っている大工は山ほどいる。
- 伝統構法による手刻みの場合、含水率はほどほどが良い。
- 乾燥しすぎると加工がしにくい。一夜干し程度の乾燥が良い。
- 伝統構法をすすめることが日本の山の木の使用を増やすことになる。
- 大工の基本は墨付けである。
- プレカット工法がすすめば、墨付けが出来る大工がいなくなる。
- 日本の伝統構造の家が出来なくなる。
- 日本から日本の家が消えてしまう。
- 今、沖縄に沖縄の家が消えた現状を見ればわかる。
- 0.6mm/分が防火性能を満足する厚みである。10分耐火であれば6㎜以上の木を使えば良いことになる。燃え代設計を採用すれば、木の使用は増える。
- 公共工事では材料搬入時に、含水率20%以下の木材を求める。
- 確かに含水率が高ければ強度は低い。
- しかし、木材はいずれ乾き強度は上がる。
- 木材の強度は完成時にあればよいではないか。
- 国産材の杉は含水率が高いので膨大な重油を使って人工乾燥を強要している。
- 材料搬入時に含水率検査をするのであれば、完成時の推定含水で検査すべきである。
- 建材に含まれるフロンガスはエアコンや冷蔵庫と同じ量といわれている。どうやって取り出し処分するのだろうか。
- アスベストやフロンガスより大きな問題が石膏ボードの処分である。
- 関西以南では断熱材の多量使用が、逆に夏期エアコン使用量を増やす。
- 普通ガラスはリサイクルが可能だが、熱線吸収ガラスは重金属が含まれているのでリサイクルができない。
- 熱線吸収ガラスと同じ性能を持つ障子でも良い。国は日本の障子には眼中にない。
- オール電化・高気密・高断熱の家は全館冷暖房が基本で、エネルギーの多量使用となる。
- 建物生産時と処分時にかなりのエネルギーを必要とする。
- 今時断熱材を入れない家はない。
- 断熱材を入れれば減税するという法律は馬鹿げている。
- 全館冷暖房化がエネルギー総量を増やしている。
- エアコンを使わない家に減税する方が良い。
- 冷蔵庫の省エネ技術も進んだ。でも600Lの超大型冷蔵庫へと変わり総量は増える。
- 省エネ技術がエネルギー総量の拡大とゴミの多量発生を促している。
- 次世代省エネ基準に特別減税があるが、コタツと薪ストーブの家も減税をしたら。
- 日本は昔、循環型社会の先進国だった。
- 住まいは土。木。紙でつくり3代住み続け、不要な古材は再利用し、廃棄物は、燃えて無くなるか、土に戻るものばかりだった。
- しかし、現代の建築は日本の建築手法を手本とせず、外国の建築手法を採用してきた。法律もそれに追随した。
- 建築基準法は、循環型日本建築を建てさせない方向でもある。