古民家廃材モデルハウス

古民家廃材モデルハウス

  1. 古い木材の魅力やリサイクルの大切さを知ってもらおうと、筑西市に築100年以上の住宅の廃材を使って建てられたモデルハウスが完成しました。
  2. このモデルハウスは、筑西市にある工務店の大工さんたちが木材のよさやリサイクルの大切さを知ってもらおうと、古い住宅の解体現場から廃材を集めて建てたものです。
  3. モデルハウスは平屋建てで広さが115平方メートル部屋は5部屋あります。
  4. 使われている木材は築100年以上の住宅の廃材を再利用していて、かもいは築150年の家にあったもの、天井のはりは築180年の家にあったものを、それぞれ組み直しました。
  5. また、柱とかもいを組み合わせるのに、釘などを使わず、木片で穴に栓をする「込み栓」と呼ばれる方法で固定するなど、昔ながらの建築技術を見ることもできます。
  6. このモデルハウスは、希望者は無料で宿泊できるほか、地域の催しの場としても活用してもらうことにしていて、今月29日から一般に公開されるということです。
  7. 工務店渡辺哲也さんは、「古い民家の移築はお金がかかるが、部分的に古い木材を利用すると比較的安く済むし、環境にも優しい。多くの人に古い木材の味わいを体験してもらいたい」と話しています。