今後の停滞減速する住宅市場
松下電工 住建事業の再編・強化について ― 新たな成長に向けた体質づくりと成長戦略
- 松下電工株式会社住建事業本部は、今後の停滞減速する住宅市場の見通しを背景に、新規取組みとしての成長戦略とリーン(筋肉質)な事業体質づくりを二大戦略として、着実な事業基盤を構築する方針で展開します。
- 2007年の新設住宅着工は、約103万戸の見通しで、2010年には、約112万戸(04年比年率▲1.0%)、中長期的な減少を予測
- 「住生活基本法」(2006年6月施行)に基づく耐震構造、UD化、省エネルギー対応など良質な住宅形成の機運が高まる見込み
- コア技術を極める
- 内製化による付加価値の取り込み
- 組み合わせ型から擦り合わせ型への転換【建材・照明・情報・家電の融合による空間コントロール】(例:快眠環境、シアターリビング)
- 新築主体からリフォーム対応拡大へ
- 戸建住宅中心から集合住宅への事業拡大
- 集合住宅向け専用製品の投入
- 海外ビジネスモデル(例 中国内装付き住宅事業)の拡大 2010年中国売上100億円/年(目標)へ(2006年度22億円実績)
- IT化によるSCMの推進強化
- つくるモノを変える(デバイスの付加価値取組み)
- モノづくりの効率化(製造拠点の見直しと物流CSの向上)
- 直近構造改革;エクステリア事業の選択と集中(16製品→4製品)、国内人員スリム化 (住建660人削減再配置)、営業拠点10拠点の閉鎖と20拠点の移転・縮小