今仕事をもらえるのは、求職に来る人の2割ぐらい
大阪・あいりん地区:日雇い求人、最低水準 建築不況が影響−−07年度 - 毎日jp(毎日新聞)
- 日本最大の日雇い労働者の街・大阪市西成区のあいりん地区で、07年度の日雇い求人数が過去最低の水準になる可能性が出ている。
- 「仕事の少なさは異常。倒産している建設会社も多い」
- 「昨秋ごろから仕事が減り、最近は1週間ほど仕事がない」
- 「3年前にあいりん地区に来たが、もっと仕事があった。今仕事をもらえるのは、求職に来る人の2割ぐらい」
- 西成労働福祉センターによると、07年度の日雇い求人数は先月末で44万5283人。3月末時点では前年度比約18%減の60万人と予想しており、98年度(58万3610人)に次ぐワースト2位になるのはほぼ確実。ピークの89年度の3分の1以下。工事が増える年度末が近づいても求人は鈍く、98年度を下回る可能性がある。平均募集賃金も、1日1万449円とバブル経済期から約3000円ダウンした。
- 求人数急減は、大阪市内の鉄道延伸工事など大型工事が一段落したことに加え、改正建築基準法施行で建築確認の審査が厳格化されたのが原因。
- 同センターは「工事が今後順次着工されるのを期待しているが、景気の減退で見送られなければいいが」