北海道洞爺湖サミット国際メディアセンター

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メディアセンター28億で落札
来年7月の北海道洞爺湖サミットで、各国首脳の記者会見場や報道機関の取材拠点となる、「国際メディアセンター」の設計や工事が28億円あまりで落札されました。
北海道開発局によりますと、国際メディアセンターの設計や工事を落札したのは竹中工務店岩田地崎建設、伊藤組土建と日本設計によるグループです。
落札価格は28億2000万円で、このグループ以外に2つのグループが入札したということです。
国際メディアセンターは、サミット会場がある洞爺湖町の隣の留寿都村に建設され、取材拠点となる2階建てのプレスセンター棟と、各国の首脳などが会見を行う1階建ての会見棟の2棟からなり、サミット期間中、国内外の報道関係者などおよそ4000人が利用すると見込まれています。
竹中工務店などのグループは、太陽光発電や冬の間の雪を利用した冷房を取り入れるほか、サミット終了後も再利用できる建設資材や、間伐材を活用するなど環境に配慮した提案を出したということで、開発局はこうした点を価格とあわせて総合的に評価したとしています。
開発局はこのグループと数日以内に契約を交わして早期に着工し、来年3月の完成を目指すということです。