国の責任だということを回避する処置をとったということだ

幹事会議事録 平成21年1月30日 - 建築基本法制定準備会 より抜粋

  1. 民主党の前田先生は、国交省主導で作られてしまうといっていた。国交省は我々がやってきた建築基本法に賛成していたように思えない。
  2. 新聞では基本法国交省はがんばってやっている、と国民は思っている。国がやっていることは正しいことだという考えが生まれてきている。国交省に言い含められてしまうような気がする。
  3. 建築学会も総力挙げて基本法を作るという動きになっていないが、それを作る運動をしている。JASCA もJIA も、会長の意見を読んだ中では、賛同してくれなさそうだが、仲間を少しずつでも増やしていきたいですね。
  4. 各団体は、建築基本法が必要だとわかっていない
  5. 国交省基本法に対して、各団体の意見が一致すればそのような法律ができるだろうといっている。基本理念については一致しないはずはないが、なぜ、一致しないと思われているかというと、責任の所在だ。なので、責任の所在についての話し合いをすればいいのではないか? →神田:国の責任だということを回避する処置をとったということだ

伊礼さんも仰っている「目の届く範囲でチームで取り組む事」つまり目の届かない所へは手を出さない事だが、溶融スラグ混入のような事が有ればそれだけで台無しとなる。経済が自由で大きく複雑化している。
建築チームの構成は、その事業により各人の立場や構成・性格が全く違う。その意味でチーム単位で考えるべきではないだろうか。設計者だけを取り上げて悪者としても始まらない。