JABEEの認定を受けることで国際通用性が担保される

(PDF)建築系分野別評価に関するシンポジウム「UNESCO/UIA建築教育国際認定制度によるJABEEの機構審査」

  1. 国際社会における日本の建築教育の質的同等性を担保するため、JABEE建築学および建築学関連分野としては、かねてよりUNESCO/UIA建築教育認定システムによる日本の教育認定システムの国際認定を目標として活動を続けてきた。
  2. 2008年12月にUNESCO/UIA審査団が来日し、日本の教育認定システムとして、JABEEを対象に機関認定審査が実施された。
  3. その結果、認定基準等分野別要件を含む改善点などの指摘があったが、「JABEEに対し5年間の条件付き承認を与える」との審査所見が出された。
  4. 正式には、審査団からUNESCO/UIA建築教育認証制度協議会に対し提言され、2009年5月の協議会総会で決定される見込みである。
  5. これにより建築学および建築学関連分野の特定領域「建築設計・計画」プログラムについては、JABEEの認定を受けることで、UESCO/UIAの相互承認により世界中の教育機関との国際的なMobilityを獲得して、将来において種々の交換プログラムへの参加が可能となるなど国際通用性が担保されることになる。
  6. 本シンポジウムにおいては、JABEE大学院認定審査およびUNESCO/UIAによる審査の実際を報告するとともに、今後の建築分野における建築教育の国際認証の意義を展望する。

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