現在の基準に照らしても十分な耐震強度を保っている|中央区立泰明小学校

錢高組:中央区立泰明小学校

  1. 関東大震災からの復興に際して、東京市(当時)は建設局長に日本における耐震構造学の祖とされる佐野利器氏を迎え、被災した小学校を最新の建設技術であった鉄筋コンクリート造で建設しました。
  2. 建設に携わった関係者の熱意と共に、施工を担当した当社の社員も一緒になって良い建物を造ろうと努力を重ねた様子が伺えます。
  3. 当時の学校建築においては壁の厚さは15cmが普通でしたが、泰明小学校の壁厚は22cmあります。また、現在の鉄筋コンクリート建物と比較しても鉄骨や鉄筋の使用比率が高く、災害に懲りて安全率が大きすぎるという説もあります。しかし、最近行なわれた耐震診断の結果、現在の基準に照らしても十分な耐震強度を保っていることが判っています。