水とセメントに代えて硫黄ポリマーを使う

下水道用レコサール製品の製造・販売を開始 - 2008年11月20日

  1. 製油所の副産物である硫黄を有効利用する技術
  2. レコサールとは、130〜150℃の硫黄に添加剤を加えて製造した改質硫黄に石炭灰等の微粉末を加えた「硫黄中間資材」と、砕石、ケイ砂、砂等の骨材を混ぜ合わせ、型枠に流し込み徐冷して固めたコンクリート状の建設資材です。
  3. 製造過程で排出される炭酸ガスの量がセメントコンクリートに比べ少ない
  4. 高強度で遮水性に優れ、耐酸性が高い
  5. 塩化ビニール管と同等の製品内面の滑らかさを有する
  6. 撤去された場合でも、熱を加えて溶解することで骨材と硫黄ポリマーに分離でき、再混練することで元の製品に復元することが可能

硫黄使い新コンクリート 不二コンと新日石が共同開発

  1. 水とセメントに代えて硫黄ポリマーを使う
  2. セメントコンクリートに比べて2倍以上の強度
  3. 強い酸性土壌でも腐食しない
  4. 既に温泉地や青森県公共工事などに使って、耐久性を実証している
  5. 炭酸カルシウムを多く含むセメントを一切使わないため、製造時の二酸化炭素排出を約60%削減可能