「無損傷建物」が実現できます|超高強度厚鋼板

大地震時無損傷建物を実現する超高強度厚鋼板を開発|住友金属工業(株)

  1. 1000MPa級鋼(引張強さ:950MPa級)の開発に世界で初めて成功しました
  2. 「無損傷建物」が実現できます
  3. 建築分野へ1000MPa級鋼を適用する際の大きな課題の一つは,高強度鋼の宿命ともいえる溶接施工における厳しい管理範囲を緩和し、汎用性を持たせる必要があることでした。この課題に対し最も苛酷な状況下での評価試験群の結果をフィードバックしながら、鋼材・溶接材料の最適な合金成分設計・製造条件を得ることに成功しました。
  4. 溶接材料については、溶接材料メーカーである日鐵住金溶接工業株式会社との共同研究を行い、1000MPa級鋼の溶接組立に使用した際に、広範囲な溶接条件下で母材とほぼ同レベルの高い(降伏強さ)強度特性を有する溶接金属部を得ることのできる溶接材料も開発を完了しています。
  1. 大阪大学京都工芸繊維大学(研究総括と基礎設計)
  2. 日建設計(具体設計)
  3. 片山ストラテック(施工条件確立)
  4. 住友金属工業(鋼材、溶材開発)

建築用鉄骨としては最高強度の鋼板「無損傷建物」実現へ

  1. 22年ごろまでには実際の建物に適用したい