赤は元気と生きている印。白は無垢で何もない余白。
- 楳図かずおさんが建築した赤白ストライプ柄の自宅をめぐり、近隣の住民が外壁の撤去などを求めた訴訟
- 法廷で楳図さんは「自宅がなぜ、赤と白なのですか?」と問われ、「トレードマークです」「美しく素晴らしいです」と答え、提訴されたことについては「新参者の私へのいじめのように感じます」
- 住民側は「最近、外壁の目の部分が光るようになり、おぞましい」
- 周辺住民2人が「赤白の横じま模様の異様な外観は景観破壊だ」
- 楳図さんは「バランスの取れた色彩だ」
- 楳図さんは「同じ色合いの建物を建てたことはあるが、問題にならず、夢があるとか誇りを持てると評価してくれる人もいる。反対住民の主張は新参者へのいじめで、悪意を感じる」
- 原告の男性住民も本人尋問で「先週から、屋根上の煙突状の塔にある丸い窓が赤く点滅し始めた。緑が多く、閑静な住宅街と思って転居してきたのに、おぞましい」
- 楳図さん宅は3月完成。住民側は「見物客が押し掛け、閑静な住宅街が騒がしい観光地の状況になった。住環境が悪化している」と主張。外壁撤去まで毎月10万円の支払いも求めている。
「まことちゃんハウス」訴訟 楳図 かずおさん、住民の訴えに反論し全面的に争う姿勢
- 楳図さん「赤は元気と生きている印。白は無垢で何もない余白。ストライプはエネルギーでまとめて見せてくれる。大変美しく素晴らしい出来です」
- 弁護側「赤と白の外壁はどういう理由?」楳図さん「高校卒業後からのわたしのトレードマーク」
- 原告側「あなたの家は近隣と調和している?」楳図さん「家の形、色彩もバランスも考えた、調和する色です」
- 楳図さんは「なかなか時間がかかって大変だなと思いました」、「大変、いい勉強になったと思います。作品とのつながりを考えたら、大変いい経験だったと思います」
- 楳図さんは「近所の人からは『夢がある』との声もいただいた」
「素晴らしい家」「おぞましい」=楳図さん宅赤白外壁訴訟-東京地裁
- 楳図さんは「家の形、色彩もバランスがいい」
- 不快を訴える原告に対しては「悪意を感じる。新参者のわたしに対するいじめだ」
- 原告の住民も証言台に立ち、「赤い塔に描かれた目が点滅を始めた。おぞましい」