建設した地元2業者に、損害賠償を求める

鈴鹿市が強度不足で賠償請求へ 鈴西小校舎で地元業者に_三重

  1. 市は共同企業体を組んで校舎を建設した地元2業者に、損害賠償を求める考えを明らかにした。
  2. 校舎は鉄筋コンクリート平屋約1176平方メートル。21年前、市内の2業者が1億9800万円で建てた。
  3. 市側は「当時の瑕疵(かし)担保責任は5年で、すでに期間を過ぎているが、建物の安全性を損なう重大な欠陥」との認識で、「市の顧問弁護士とも相談しており、損害賠償を検討する」とした。
  4. 市が委託した建設コンサルタント会社の調査で「ぼろぼろの状態の柱は、セメントが少ないことが分かった」
  5. 施工上、問題があった可能性が高く「柱の型枠にコンクリートを打設した時、水分が多かったことも考えられる」
  6. 今後、市は梁(はり)の調査も実施。建物全体の構造計算をし、改修か解体して新築するかを決める。