現行の教育課程がどのような扱いになるのか

建築士受験資格のインターンシップ/普及C審査委で詳細/国交省

  1. インターンシップの具体的な運用基準を8月中にも策定する
  2. 基準策定に当たっては、8月上旬に建築技術教育普及センターに学識経験者、建築実務者などで構成する審査委員会を設置し、実務経験として認められるインターンシップや講義などの詳細な内容を検討する。
  3. 方針案では実務経験として認める講義や最低限必要なインターンシップの取得単位数などの詳細が示されていないことから、現行の教育課程がどのような扱いになるのかを不安視する大学関係者も多い
  4. 受け入れ先となる設計事務所などからは、費用負担のあり方や受け入れ企業の地域的偏在などの課題を指摘する声も上がっている
  5. インターンシップによる最低取得単位の設定について国交省は、「最低値を決めた場合、大学側が下限に合わせた教育プログラムを組んでくる可能性もある」(住宅局建築指導課)
  6. 大学や設計事務所などが不安視している運用体制の構築に当たっては、「建築教育の底上げという意味で、関係団体や大学が連携して課題を解消すべき」(住宅局建築指導課)