科学技術だけでは解決できない問題を「まち」に着目して

低炭素社会実現へ始動/2050年の都市を想定/建築学会特別委

  1. モデル都市として千葉県柏市北九州市茨城県土浦市新潟県長岡市、東京都福生市の5都市を選定、市の協力を仰ぎながら「総括」「市民社会都市政策」「エネルギー評価」など5つの研究チームが横断的、包括的に研究、提案する。
  2. 今年度は土浦市を重点的に調査・研究する。22日に代表研究者らが市関係者と市内の環境対策などを視察した。
  3. 科学技術だけでは解決できない問題を「まち」に着目して、総合的・複合的に考えようというもの。
  4. 都市像は現在の延長線上に描くのではなく、まず理想の未来を描き、その実現に向けて具体的なシナリオをつくる「バックキャスティング手法」を採る。これによって科学技術の発展方向、新たな産業と市場のイメージも明らかにしたいとしている。