天窓に防護さく設置を通知|文部科学省

天窓に防護さく設置を通知

  1. 文部科学省は、事故の再発を防止するため、子どもが近づける場所にある天窓には防護さくや転落防止のためのネットをできるだけ早く設置するよう求める通知を都道府県の教育委員会などに送りました。
  2. 通知では、子どもたちに天窓が割れる危険があることを教え、絶対に天窓に乗らないよう指導することも求めています。
  3. 子どもが校舎の天窓から転落して死亡する事故は、今回の事故のほかにも平成9年から4件起きていますが、文部科学省は事故の実態を十分に把握しておらず、天窓の事故を取り上げて通知を出すのは初めてのことです。

天窓から落下、3年で15人=小学生多く、注意呼び掛け-東京消防庁

  1. 東京都内で2005年4月からの約3年間で、計15人が天窓やガラス屋根から転落し、重軽傷を負っていたことが20日東京消防庁のまとめで分かった。
  2. 小学生が多い上、学校以外でも事故が起きているとして、同庁は注意を呼び掛けている。
  3. 同庁によると、15人は年齢別では、6〜12歳が9人、5歳以下は2人で、13歳以上は4人。最高齢は20歳だった。
  4. 場所別では、マンション・アパートが8人で最も多く、学校と公衆トイレはともに2人だった。
  5. 高所からの転落となるため、うち6人が重傷を負い、05年11月には、世田谷区のマンション地下1階にある機械室上部で遊んでいた9歳だった男児が、天窓が割れて約2メートル下に落下し、重体となった。
  6. 死者はいなかったという。