「1年たつが(建築士側が)慣れていない部分が多い」

建築確認申請チェックシート義務化

  1. 県は建築確認申請を円滑化するため、事前審査を受ける建築事務所に添付を呼び掛けていた「チェックシート」の提出を20日から義務化する。
  2. 県土木建築部が16日、浦添市建築士らを対象に開催した「標準構造計算書作成講習会」で明らかにした。
  3. シートは建築確認の申請時に違反項目がないか提出者が事前に確認する目的で作成する。
  4. 現在使用している様式を整え、20日までに県のホームページからダウンロードを可能にする。
  5. 同部建築指導課の志村恵一郎課長は「建築基準法の改正から1年たつが(建築士側が)慣れていない部分が多い。自らチェックすることで制度を理解してもらい、審査時間を短縮したい」と説明した。
  6. 同日の講習会は4階建て(延べ面積583平方メートル)共同住宅をひな型として、構造計算の方法や書類作成の注意事項を説明。建築士や関係者ら390人が参加した。
  7. 同課は、1階部分を駐車場として利用するピロティ形式の共同住宅や複雑な構造計算が必要な住宅などについても同様の説明会を開く予定。