柱は施工代理店の自主調達

住宅倒壊死亡事故の原因は「ずさんなジャッキアップ」

  1. 倒壊した住宅は4号建築物で、壁量計算ルールで設計されていた。
  2. 倒れた住宅の柱には、2種類のJASマークが混在していたことが分かった(下の写真)。うち1つが当初予定の材ではなかった。納入時に取り違えたとみられる。松下電工の100%子会社、松下電工テクノストラクチャー(以下、テクノ社)の現場検査で取り違えが分かったという。
  3. 元請けの日本総合企画は、「わずかな違いなので、せめて補強で何とかならないかと知り合いの構造設計者に相談もしたのだが、テクノ社は『とにかく交換してくれ』ということだった」としている。
  4. なぜ取り違えが起きたかも分かっていない。
  5. 松下電工は「当社は梁など指定部材を供給するだけ。柱は施工代理店の自主調達に任せている」